※所属・内容は取材時点のものです。
この一年を振り返って自己採点
- 須田
- とにかくあっという間に時間が過ぎ去っていった感じです。特に最初の頃は「何がわからないのか、それすらわからない」状態で上司や先輩など周囲を頼ってばかりでした。最近はわからないことが何なのかわかるようになり、徐々に対応できることも増えてきた分、自分でも成長していると感じています。
- 安田
- 自己採点すると80点ですね。足りない20点は、自分が目指している「理想の1年目の姿」にまだ到達していないということ。目黒さんをはじめとして先輩方の働きぶりや先を読んだ無駄のない動きを見ていると、自分も早くそうなりたいという焦りのような気持ちも出てきたりします。
- 目黒
- 目標にしてくれてありがたいけど(笑)私だってまだまだ成長過程。安田くんはフットワークも軽く物腰も柔らかいので、先輩としてはまったく心配していないよ。当然のことだけど入行1年目はできることに限りがあるから、焦ることなくもう少しゆったり構えていてもいいと思うよ。
- 伊藤
- 須田さんと安田くんの話を聞いてとても素晴らしいと思いました。私が1年目の頃には毎日、目の前のことに精一杯でそこまで考えていませんでしたから(笑)。ただ何年目だとしても、一生懸命いまやるべきことに集中する時間を積み重ねていくことが、銀行員としての自分を成長させてくれることにつながると思っています。
働いて感じたことや驚き
- 須田
- やはり学生時代とは時間の使い方と価値が異なり、さらに責任感の点でまったく違うということです。ミスができないプレッシャーもありますが、一方でお客さまとのやり取りのなかで先輩方が培われてきた信頼関係を実感する瞬間もあり、この喜びは社会人だからこそ味わえるものだと思います。
- 安田
- その通りですね。実際にお客さまと接するようになると、当行に対する大きな信頼を実感できます。その気持ちにお応えしようとする繰り返しが、自分をいちばん成長させてくれる糧になると感じています。
- 目黒
- これまでお客さまと築き上げてきた信頼関係は多くの先輩方の努力の結果。それを理解して引き継ぐ意識は大切だけど、そのうえで自分らしい〈あきぎん〉の形を創っていくこと。それが当行に脈々と続いているかけがえのない文化だと思うよ。
- 伊藤
- そう。当初はお客さまから見れば「あきぎんの人」という存在だったものが、自分の成長とともにやがて「伊藤さん」と名前で呼ばれるようになる。二人にはぜひ、お客さまとの信頼関係のなかで成長できる幸せを実感していってほしいと思います。
印象に残るエピソード
- 須田
- 特にまだ大きなエピソードはありませんが、ご年配のお客さまにATMの操作を尋ねられた際、手順をひとつずつご説明した結果、満面の笑顔で「ありがとう」とお礼を言われたことです。この喜びはずっと忘れないと思います。
- 安田
- 渉外係の先輩に同行して、目の前で大きな契約が結ばれる瞬間に立ち会ったことです。やっぱり先輩ってすごいと思ったことと、笑顔になられたお客さまの姿に感動して「自分も早くこうなりたい!」と思いました。
- 目黒
- いい場面に同席できたね。私の場合は福島県の郡山北支店勤務時代に、初めて当行とお取引してくださったお客さまがいらして、その後も継続的にいい関係を育めたこと。当然ながら福島県は〈あきぎん〉にとって完全アウェーと言える場所。だからこそ余計に嬉しかった。
- 伊藤
- 入行2年目に初めて、自分ひとりで作った提案書で契約できたことです。相続に関するご提案でしたが、クロージングまでひとりで行えたので充実感が大きく、また自信にもつながりました。いまでも時々思い出して自分を鼓舞する大切な経験です。
将来の目標
- 須田
- 「お客さまファースト」に向けて、自分の知識や経験を重ねていくことです。それが地元秋田への恩返しにつながると確信しています。また人間としても成長して上司や先輩からの信頼はもちろん、目黒さんや伊藤さんのように後輩からも慕われる存在になりたいです。
- 安田
- 法人のお客さまに対しては潜在的なニーズを掘り起こし、先読みしながらそのニーズにお応えすること。個人のお客さまに対しては、人生に寄り添える存在になることです。
- 伊藤
- 私は「自宅から通勤可能な勤務地に限定」した特定職を選んだので、文字通り生まれ育った地元のお客さまとの関わりを通して地域に貢献できる存在となることを目指していきたいですね。
- 目黒
- 最近、若手起業家の創業をサポートする案件が増えてきています。秋田の未来を創っていくためのお手伝いになるわけですから、気合も入れば面白さも違います。そのようなニーズにお応えしていくことで秋田を豊かにするために尽くしていきたいですね。
後輩へのメッセージ
- 須田
- 先輩お二人の話を伺って「1年目と6年目でこんなに違うのか」と、その歴然とした差に驚くとともに、自分もそうなれるのだろうかと不安を感じました。
- 安田
- 同感です。あと5年でお二人のようになれる自信がありません。
- 伊藤
- 心配しなくてもなれますよ(笑)。私も目黒さんも多くの先輩方の背中を追いかけて、少しずつ成長してきました。お客さまはこちらに対して〈あきぎん〉の行員という以前に、ひとりの「人」として見てきます。二人の向上心と秋田への愛情はきっと伝わるはずです。
- 目黒
- 銀行業務以外であっても、さまざまなことに興味を持って知見を深めていくと、伊藤さんが言うように「人」としての魅力が高まると思うよ。先輩という存在は言ってみれば「かけこみ寺」のようなもの。悩みや不安があったらいつでも頼ってほしい。そして前向きな笑顔で、これからの秋田のためにお互いに頑張っていこう。