トップメッセージ

皆さまには、平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申しあげます。

このたび、第14代頭取に就任いたしました芦田晃輔でございます。

当行グループでは、2030年を展望する秋田銀行グループVISION『価値をつくる。未来へつなぐ。』を掲げ、2022年度から第1フェーズとなる3年間の中期経営計画に取り組んでおります。この計画では、既存事業の深掘りにより経営基盤の強化をはかる「基盤強化戦略」、地域の課題解決を通じて新たな価値を創出する「地域価値共創戦略」、この2つの戦略の推進力を強化する「組織・人財戦略」を進めてきております。

基盤強化戦略では、お客さまにとって価値のある営業活動の最大化に向けて、営業体制の整備・強化、事務レスによる業務効率の向上、人材育成の強化を並行して進め、これらの取組みの結果、経営目標のひとつとして掲げる本業利益（お客さまサービス等利益）は計画を上回って改善が進んでおります。また、地域価値共創戦略では、人口減少にともない顕在化する地域課題への対応として、事業承継・M&A支援事業や人材支援事業を拡大してきているほか、地域のブランド価値向上に向けた地域商社事業も領域や取組みの幅を広げてきております。さらに組織・人財戦略では、研修や企業内大学カリキュラムを拡充するなど人的資本投資を拡大しているほか、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンへの取組みを強化し、監督職層に占める女性職員の割合が30%を超えるなど前進が見られました。

引き続き、中期経営計画に基づく諸施策の実行を通じて、地域やお客さまにとっての価値創造を推進していくとともに、当行グループの企業価値向上へ取り組んでまいります。役職員一同努力してまいりますので、皆さまには、変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。

2024年6月